【海外活動】 1.アメリカ ・FedExチャンピオンシップ・シリーズ アメリカホンダの子会社ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメ ントが、エンジンサプライヤーとしてターゲット/チップ・ガナッ シ・レーシング、ウォーカー・レーシング、チーム・クール・グ リーン、タスマン・モータースポーツ・グループの4チーム6台へ 新たに開発されたHRKエンジンを供給する。
チーム名 | ドライバー | シャシー/タイヤ |
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ターゲット/チップ・ガナッシ・レーシング | ジミー・バッサー(USA) | レイナード/ファイアストン |
アレックス・ザナルディ(Italy) | レイナード/ファイアストン | |
ウォーカー・レーシング | ジル・ド・フェラン(Brazil) | レイナード/グッドイヤー |
チーム・クール・グリーン | ポール・トレイシー(Canada) | レイナード/グッドイヤー |
ダリオ・フランキッティ(GB) | レイナード/グッドイヤー | |
タスマン・モータースポーツ・グループ | トニー・カナーン(Brazil) | レイナード/グッドイヤー |
型式 | HRK |
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形式 | 水冷V型8気筒DOHC32バルブターボチャージャー付 |
総排気量 | 2.65litres |
インジェクション・システム | モトローラ・ホンダPGM−FI |
イグニッション・システム | モトローラ・ホンダCDI |
トランスミッション | 前進6段/後進1段ドライサンプ・ルブリケーションシステム |
最大出力 | 750ps以上(40inchブースト) |
2.ヨーロッパ ・ヨーロッパツーリングカーレース ホンダモーターヨーロッパが中心となり、ドイツ、イギリスにおけ るツーリングカー選手権シリーズへ、新体制で参戦するチームに対 し、技術支援を行なう。 参戦車両は、イギリスホンダ・オブ・ザ・U.K.マニュファク チャリング製アコードを使用する。 【”参加するスポーツ”としてのイベント開催の充実】 1.シビックワンメイクレースの開催 全国5シリーズ34戦と、F1チャレンジカップレースの計35戦を 開催。 2.クルマで運動会(ホンダワンメイク)の開催 北海道から九州まで全国で開催。 3.ホンダ・ロゴ・ライセンス講習&ワンメイクレース(仮称)の開催 ホンダ・ロゴをワンメイクの教習、競技車両として使用し、JAF競 技ライセンスの取得から、初レース参戦までをワンパッケージとした JAF競技ライセンス講習会とサーキット練習走行から始めるワンメ イクレースを開催。 4.CITY−Rワンメイクレースの開催(タイ) 現地生産車のCITYを使用したワンメイクレースをタイにて全5戦 で開催。 【若年ドライバーの育成】 1.鈴鹿フォーミュラ・レーシングスクール(SRS−F)開催支援を継続。 【技術支援】 1.無限へのF1エンジンをはじめとするエンジン開発技術支援の継続、 及び全日本GT選手権に参戦するNSXの開発参戦支援活動を行なう。
1.F1 ジョーダングランプリに対して、98年度新規開発V10エンジン MF301HCを供給する。主要諸元は以下の通り。
名称 | ムゲンホンダMF−301HC |
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形式 | V型10気筒 NA |
総排気量 | 3.0litres |
最大出力 | 500kw以上 |
全長 | 625 |
全幅 | 520 |
全高 | 455 |
バルブ数/気筒 | 4/気筒 |
インジェクション・システム | ホンダPGM−FI |
イグニッション・システム | ホンダPGM−IG |
2.フォーミュラニッポン 昨年同様、MF308の供給体制を継続し、改良型V8エンジンも更に 開発・熟成を進めていく。 3.F3 MF204Bの供給体制を継続し、さらに開発・熟成を進め、国内及び ヨーロッパにエンジン供給を行なう。主要諸元は以下の通り。
名称 | ムゲンホンダMF−204B |
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形式 | H22A直列4気筒DOHC16バルブ |
総排気量 | 1997 |
最大出力 | 150kw以上 |
トルク | 260Nm以上 |
インジェクション・システム | PGM−FI(レース用に設定) |
イグニッション・システム | PGM−IG(レース用に設定) |
重量 | 95 |
4.F4 MF184の供給を拡大し、開発・実戦への参戦を進めていく。 5.JGTC ホンダの技術支援を受け、童夢との共同開発による「無限+童夢プロジェ クト」を継続。N−GT仕様NSXの開発を進める。また、「無限+童夢 プロジェクト」として、N−GT仕様NSXを全日本GT選手権参戦 チームへ供給。車両概要は以下の通り。
車体形式 | NA2 |
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全長×全幅 | 4,430×1,910 |
トレッド(Front)×(Rear) | 1,580×1,585 |
重量 | 1,150以上 |
フレーム | アルミモノコック構造+鋼管ロールゲージ+CFRP補強 |
エンジン型式 | C32B(DOHC VTEC)ベース |
エンジン形式 | 水冷V型6気筒横置 |
総排気量 | 3.5 |
燃料供給形式 | ホンダPGM−FI |
点火形式 | ホンダPGM−IG |
バルブ形式 | DOHC 4バルブ |
最高出力 | 340kw以上 |
最大トルク | 400Nm以上 |
ミッション | ヒューランド製6速シーケンシャル |
サスペンション | ダブルウィッシュボーン+ショーワ製インボードダンパーユニット |
ブレーキ | AP製フロント6ポッド、リア4ポッドキャリパー |
タイヤ | フロント 280/35R18、リア 330/40R18 |
6.その他 N1レース、N1耐久シリーズ、シビックワンメイクレース等のホンダと の技術協力によるレース用パーツの開発、供給を通じ、一般生産車を使用 するレース全般の活性化に向け、活動を続ける。