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1998年4月
- トヨタTS020、ルマンへ向け耐久テストを実施(1998.4.9)
トヨタは、本年度のルマン24時間耐久レースを前に、4月6日(月)〜4月
8日(水)の3日間に渡ってベルギーのスパフランコルシャンサーキットにお
いて24時間耐久テストを行なった。
今回のテストには片山右京、鈴木利男、土屋圭一の3人の日本人ドライバー
の他に、マーティン・ブランドル、ティエリー・ブーツェン、エマニュエル
・コラール、ジェフ・リースが加わり、2台のトヨタTS020でテストが
行なわれた。
6日はマシンの熟成作業を行ない、7日午前10時から本番さながらの耐久
テストがスタート。今回はウェットコンディションでのテストであったが、
7日20時過ぎから風雨が強まり、しばしピットで待機となった。さらに
21時過ぎには雨足が強くなり、前方視界の確保もままならない状況となっ
てしまったため、やむなく2台とも夜間走行を断念した。
翌日、夜明けと共にテストが再開され、3人の日本人ドライバーと4人の外
国人ドライバーは精力的にテストを行なった。しかし、再び10時過ぎから
豪雨となり、テストは中止となった。
今回の耐久テストでは、当初予定していた24時間走行はできなかったもの
の、通算13時間を走り切ったトヨタTS020の信頼性はかなり高いと見
て間違いないだろう。
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