海外モータースポーツニュース
Last Update:
1998年4月
- フォルクス・ワーゲン、F1に参戦か?(1998.4.29)
ドイツの自動車メーカーであるフォルクス・ワーゲンが2000年よりF1へ
のエンジン供給を考えていることを明らかにした模様。
複数の情報筋によると、エンジン設計・開発・製作はフォルクス・ワーゲンが
担当し、エンジンのエンブレムは「Audi」となるようだ。エンジンの供給
先は、BARチームになりそうだとのこと。
- インディアナポリス・モータースピードウェイの名誉会長、マリー・フェントリック・ハルマン女史、死去
4月10日(金)朝、インディアナポリス・モータースピードウェイの名誉会長、
マリー・ジェンドリック・ハルマン女史がインディアナポリスの自宅で死去し
た。享年93歳。
マリー・ハルマン女史は、学生時代に知り合ったアントン・”トニー”・ハル
マンJr.氏と1926年に結婚。トニー・ハルマン氏が1945年にインディ
アナポリス・モータースピードウェイを買収したことから同スピードウェイの
オーナー夫人となり、地元のモータースポーツや文化活動に力を注いだ。19
77年に夫のトニー・ハルマン氏が亡くなった後は会長としてスピードウェイ
の運営に当たり、インディ500(と後にNASCARのブリックヤード400
でも)スタート前に「ジェントルメン・スタート・ユア・エンジンズ」の号令を
かける役目も引き継いだ。1988年に娘のマリ・ハルマン・ジョージ女史に
会長職を譲った後は、名誉会長となったが、号令をかける役目は続いていた。
しかし、1996年のインディ500、ブリックヤード400での号令が最後
となり、1997年からは娘のマリ・ハルマン・ジョージ会長が号令をかける
役目を引き継いでいた。現在、インディアナポリス・モータースピードウェイ
の社長をつとめ、IRLの創設者の一人ともなっているアントン・”トニー”
・ハルマン・ジョージ氏は、マリー・ハルマン女史の孫にあたる。
- マクラーレン&メルセデス、2002年まで契約を延長(1998.4.3)
マクラーレンとメルセデス自動車は、現在1999年までとなっているF1
でのエンジン供給契約を、さらに3年延長することを発表した。これにより、
『マクラーレン・メルセデス』は2002年まで継続されることとなった。
- ヨス・フェルスタッペン、ベネトンを初ドライブ(1998.4.3)
ヨス・フェルスタッペンは、1日(水)、シルバーストーンサーキットにおい
て初めてのテスト走行を行なった。テストは1日(水)、2日(木)の2日間行
なわれたが、イギリス特有の天候に阻まれ、思い切ったアタックはできな
かったようだ。それでも、フェルスタッペンはベネトンのパフォーマンスに
大いに満足した様子で、最終的には1分29秒台のタイムをマークした。
今季、2人の若いドライバーを抱えるベネトンとしても、経験豊富なフェル
スタッペンのアドバイスは有力な手助けになるものと期待をよせているよう
だ。
- フェルディナンド・ポルシェ氏、死去(1998.4.2)
ポルシェAGの創設者であり、現在はポルシェの名誉会長でもある、フェル
ディナンド・”フェリー”・ポルシェ氏が88歳で亡くなった。葬儀は親族
のみによって行なわれ、ポルシェ氏の遺体はオーストリアで埋葬されること
になっている。公式な葬儀については、後日シュツッツガルトにて執り行わ
れる予定になっている。
ひとつ前に戻る
Copyright (c) Masatsune Wake (1998), wake@yk.rim.or.jp