海外モータースポーツニュース
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1998年5月
- リカルド・ロセット、ティレルのシート危うし(1998.5.27)
Xウィングの禁止があったとはいえ、ここ2戦連続で予選を突破できなかった
ティレルのリカルド・ロセットに、厳しい更迭の噂が流れている。
ロセットの代わりのドライバーとしては、シーズン前からベテランのヨス・フェ
ルスタッペンを起用してきたこともあり、再びその名前が挙げられているが、
フェルスタッペン自身は、まだ正式契約には至っていないものの、現在ベネト
ンのテストドライバーとして仕事を行なっており、その去就は明らかではない。
- カナダ政府にタバコメーカーが経済支援か(1998.5.27)
カナダ政府のアラン・ロック健康大臣は、タバコメーカーからスポーツ文化へ
の支援として、総額100万ドルもの経済支援を受ける案を提出する用意があ
ることを明らかにした。
これは、健康問題から批判の多いタバコメーカーによるカナダGPへの支援に
ついて、これをかわす意図があるものと見られている。
- ジョーダン、不振続きに数々の噂が(1998.5.27)
ここまで6戦を消化して、全て無得点を不振を続けているジョーダンに数々の
噂が立ち始めているようだ。
とりわけ、今回のモナコGPで不振を極めた理由に、ドライブしにくいシャシー
性能が挙げられているが、このためこれまでマシンデザインを担当してきた
ゲイリー・アンダーソンが更迭されるのではないかと言われている。
しかし、チームオーナーのエディ・ジョーダンは「確かに現時点でシャシーは
思わしくない。しかし、彼はこれまで数々の素晴らしいシャシーを製作してき
たことも事実だ。」と語り、その意志がないことを明らかにした。
また、この不振でジョーダン自身がチーム運営に嫌気が差し、チームを売却す
るのではないかという噂(ホンダ or ウルフ?)についてもこれを強く否定した。
- ティレル、モナコGPに向けて新エンジンを搭載へ(1998.5.20)
ティレルでは、今週末のモナコGPに改良されたスペックのフォードV10
エンジンを搭載することを明らかにした。
このエンジンはパワーもさることながら、重心位置をより低く設定したため
にマシンのバランスが著しく改善されたようだ。この結果、テストを行なっ
たリカルド・ロセットによれば、リヤのグリップが向上したことが確認され
たという。
- フェラーリ、新エクゾーストシステムを実戦投入へ(1998.5.8)
フェラーリは、今週末のスペイン GP に、これまでテストで試されていた新
エクゾーストシステムを実戦投入することを明らかにした
これは、リアカウル上部に排気口を持つハイエクゾースト式で、 2 台のレー
スカー、及び、スペアカーにも採用される予定。テストではすでに十分その
効果が確認されている模様。なお、これにはすでに「展望鏡」というあだ名
が付けられている。
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