海外モータースポーツニュース
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1998年6月
- ホンダ、イギリスGP時にも参戦体制発表か(1998.6.26)
1999年シーズンからのF1本格復帰が予定されているホンダでは、早ければ
来月のイギリスGP時にもその参戦体制を発表することになるかもしれない。
南ロンドンにベースを置き、シャシー開発にはすでにダラーラが着手していると
も伝えられる。注目のドライバーには、現在CARTで大活躍中のアレッサンド
ロ・ザナルディや高木虎之介、ジャン・アレジらの名前が上がっている。
- マイク・ガスコイン氏、イギリスGP前にもジョーダンへ(1998.6.26)
ティレルでサブ・テクニカル・ディレクターを務めてきたマイク・ガスコイン氏
が、いよいよ7月のイギリスGP前にも噂通りジョーダンに移籍することになり
そうだ。
ガスコイン氏は、ティレルの実体が来季からBARになることからかねてより辞
意を表明していた。これに対しジョーダンが強く獲得の意志を示していた。同氏
の当面の仕事は、期待通りの性能を出していないと言われるF198のパフォー
マンス向上になると見られている。
- マレー・ウォーカー氏、ついにマクラーレン2人乗りカー試乗(1998.6.26)
イギリスのF1放送でのテレビ解説者であるマレー・ウォーカー氏は、イギリス
GP前にもマクラーレンの2人乗りF1カーを体験することになっていたが、予
定よりも早くそれは実現した。
23日、シルバーストーンサーキットでマーティン・ブランドルのドライブによ
りF1カーを初体験したウォーカー氏は、「ちゃんとベルトをしていたし、ステ
アリングを握るのはマーティンだし、絶対に安全だと信じていたよ。でも、この
感動をなんて表現したらいいんだ!」と至極感激していた。
- フレンツェン、予定通りフランスGPに参戦(1998.6.26)
先週マニクールサーキットでのクラッシュにより、一時はテストドライバーの
モントーヤを起用かとも言われたウィリアムズだが、医師のOK宣言もあり、
予定通りフレンツェンが参戦する見通しとなった。
- トム・クリステンセン、ティレルのテストドライバーに(1998.6.24)
先のマニクール合同テストでティレルチームに参画したトム・クリステンセン
が、同チームから正式なテストドライバーとしてFIAに登録された。
今週のフランスGPのドライバーについては特に明らかにされておらず、これ
まで通り高木虎之介とリカルド・ロセットが起用される見込みである。
- BAR、メカクロームエンジンを搭載へ(1998.6.24)
BAR(ブリティシュ・アメリカン・レーシング)のクレイグ・ポロック氏は、
23日(火)、1999年にデビューする同チームのマシンに搭載するエンジン
がメカクロームになることを明らかにした。
なお、このエンジンはフラビオ・ブリアトーレ氏が運営するスーパーテック・
スポーツ社を通じて供給されることになる。
- フェルスタッペン、マグヌッセンと交代(1998.6.20)
マニクールの合同テストでスチュワートをドライブしたヨス・フェルスタッペン
が、今季の残りシーズンをヤン・マグヌッセンに代わってドライブすることが決
まった模様。
マグヌッセンは、これまでエースのルーベンス・バリチェロに比べ不調が指摘さ
れ、そのパフォーマンスに疑問の声が上がっていた。
- フレンツェン、マニクール合同テストでクラッシュ(1998.6.20)
19日(金)、マニクール・サーキットで行なわれているF1合同テストでウィ
リアムズのH.H.フレンツェンが高速でタイヤバリアにクラッシュ。一時意
識不明となりヌヴェールの病院に収容された。しかし、その後のレポートでは
特に大きな怪我はない模様。
- F1名解説者マレー・ウォーカー氏、マクラーレン2人乗りカーへ(1998.6.18)
英AUTOSPORTによれば、イギリスのF1中継のテレビ解説者である
マレー・ウォーカー氏が7月のイギリスGP前にいよいよマクラーレンの2人
乗りF1カーを初体験することになりそうだ。
ステアリングを握るのは、これまた名コンビのマーティン・ブランドルと言わ
れており、その感動が名解説者によってどのように伝えられるのか大いに注目
されるところだ。
- フェルスタッペン、スチュワートをテスト(1998.6.17)
ベネトンのテストドライバーを外れたヨス・フェルスタッペンだが、今週のマ
ニクール合同テストでスチュワートのテストに加わることになりそうだ。
しかしながら、このことが直ちにヤン・マグヌッセンとの交替につながるかど
うかは明らかになっていない。
- アウディAG、ランボルギーニも傘下に(1998.6.16)
アウディAGは、6月16日、イタリアのスポーツカーメーカー、ランボルギー
ニ社の株主との間で株式取得の基本合意書にサインしたと発表した。これにより、
ランボルギーニ社はアウディグループの海外子会社となる。
アウディAGは、既報のイギリスビッカーズグループの子会社であるコスワース
社と株式取得と共にこの計画を進めており、これで高性能エンジンメーカーと
スポーツカーメーカーを傘下に収めたことになる。
- ベネトンのテストドライバー交替か(1998.6.11)
現在まで暫定のテストドライバーとしてベネトンをドライブしていたヨス・
フェルスタッペンだが、(本人は否定しているが)カート絡みで暴力事件を起こ
したためか、その地位を失うことになりそうだ。
代わりにテストドライバーとなるのは、現在国際F3000選手権で活躍する
デンマークのジェイソン・ワットになる模様。
- マグヌッセンは残留、ロセットはシート危うし(1998.6.10)
スチュワートのヤン・マグヌッセンとティレルのリカルド・ロセットのシート
について様々な噂が飛び交っているが、カナダGPで6位入賞を果たし、初の
ポイント獲得となったマグヌッセンが今週のシルバーストーンでのテストで
ロング・ホイールベース仕様(カナダGPでルーベンス・バリチェロが使用)の
SF−2をテストすることが決まり、シートは安泰との見方が広がっている。
一方のロセットの方は、トム・クリステンセンと交替するとの見方が強くなっ
ている。
- アウディAG、コスワース社を傘下に(1998.6.8)
アウディAG(取締役会長Dr.フランツ・ヨーゼフ・ペフゲン)とイギリスの
ビッカーズ社(取締役会長コリン・チャンドラー卿)は、コスワース社の株式を
1億2000万ポンドで譲渡する交渉を進めていることを6月4日に発表し
た。
コスワース社の株式取得は、ビッカーズ社傘下のロールスロイス社とベントレー
モーター社の株式をフォルクスワーゲン社が取得することが条件となってい
る。この交渉が成立すると、コスワース社はアウディグループの海外子会社と
なる。
- マクラーレンの2人乗りF1カー、シェイクダウン(1998.6.3)
今年3月に発表されたマクラーレンの2人乗りF1カー『MP4−98T』が、
予定より遅れたものの、ついにシェイクダウンまでこぎつけたことが明らかに
なった。
栄光のステアリングを握ったのはイギリスの若手ドライバー、ダレン・ターナー。
しかしながら、注目のパッセンジャーシートに座ったのはダミーだったと伝え
られている。
- ジョーダン、マシンの大幅改良に着手(1998.6.3)
シーズン前の期待にも関わらず、ここまで大不振が続いているジョーダンでは、
いよいよマシンの大幅改良に着手することになった。
そのため、チーフデザイナーのゲイリー・アンダーソンはカナダGP以降チー
ムには帯同せず、ファクトリーに残り風洞を使って根本から作業をやり直すこ
とになった。
チームでは7月のイギリスGP頃をメドとしてニューマシンを投入する予定に
あるようだ。
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