海外モータースポーツニュース
Last Update:
1999年9月
- [F1]無限ホンダ、地元鈴鹿に最強エンジンを投入へ(1999.9.30)
シーズンも終盤を向かえ、戦闘力を増している無限ホンダF1エンジンは、
最終戦となる鈴鹿に向けてさらに強力なスペックのものを投入するようだ。
『SS』(鈴鹿スペシャル)と呼ばれるV10エンジンは、現行のものより
30馬力の出力を増していると伝えられている。
- [F1]ヴィトングループ、プロスト・チームに参画(1999.9.30)
高級ブランドで知られるヴィトングループのLVMH社(ルイ・ヴィトン・
モエ・ヘネシー社)がプロスト・チームに資本参加し、10%の株式を購入
することが合意に達した。
プロスト・チームは、これにより運営基盤を強化することとなる。また、
両者は今後アラン・プロスト・ブランドの新商品を開発していくことにな
る。
- [F1]リカルド・ツォンタ、BARに残留(1999.9.25)
BARチームは、24日、リカルド・ツォンタが来シーズンもジャック・ビ
ルニューブのチームメイトとしてチームに残留することになったと発表した。
チーム代表のクレイグ・ポロック氏は、「来シーズンもドライバーが変わら
ないことが大きなアドバンテージになるはずだ」とコメントしている。
- [F1]リタイアしたベネトンのマシン、観客にパーツを盗まれる(1999.9.17)
イタリアGPの序盤でリタイアしたジャンカルロ・フィジケラのベネトンが、
観客らからパーツの盗難など甚大な被害を受けたとして、チームではオーガ
ナイザーに損害賠償も辞さずとの姿勢を見せている。
同チームのジュリア・ホーデン広報担当によれば、オフィシャルはリタイア
したマシンを囲うことなくスタンド付近に放置し、被害を受けたとされる。
今後さらに損害を調査した上で方針を決めることになるようだが、ダメージ
はシャシーにまで及ぶ多額なものになるということだ。
- [F1]ロリー・バーン氏、来季フェラーリから離脱か(1999.9.16)
フェラーリ・チームでデザイナーとしてその実力を発揮してきたロリー・
バーン氏(南アフリカ)が、来年6月に契約が終了するのを受けて、チームか
ら去ることになるようだ。
これはバーン氏の個人的な理由によるもので、離脱後は夫人と共にタイに移
住することになると言われている。
- [F1]プリンス・マリク、アロウズ・チームへの影響力を失う(1999.9.16)
アロウズ・チームの共同オーナーであるナイジェリアのプリンス・マリク・
アド・イブラハム氏が、十分な資金手当を行なうことができずに事実上チー
ムを去ることになるようだ。
マリク氏はチームの20%の株を持つとされるが、T−マイナス等の資金集
めに失敗。14日(火)にトム・ウォーキンショー代表との話し合いが決裂し
たようだ。
- [F1]フォード、来季チーム名をジャガーに。ドライバーはアーバイン(1999.9.14)
かねてからの噂通り、スチュワートを買収したフォードは、来季からジャガー
のブランドでF1に参戦することを発表した。
これはフランクフルト・モーターショーの会場で発表されたもので、同時に
フェラーリからエディ・アーバインが移籍することも発表された。アーバイ
ンとの契約は3年で、チームメイトは残留するジョニー・ハーバートとなる。
- [WRC]トミ・マキネン、来季も三菱で参戦(1999.9.10)
三菱ラリーアート・チームは、10日(金)、トミ・マキネンとコ・ドライバー
のリスト・マニセンマキと共に、来季の契約を更新したことを発表した。契
約期間は2000年から2年間。
なお、フレディ・ロイクス&スベン・スメーツのコンビもナンバー2として
来シーズンも三菱で走ることが決まっている。
- [F1]ベルギーGP、来季は開催できずか(1999.9.9)
FIAのバーニー・エクレストン副会長は、ベルギーが自国の法律によって
タバコ広告を規制していることに対し、2000年のF1カレンダーから外
れることを示唆した。
実際、今年のベルギーGPでは、タバコのスポンサーロゴは外されていた。
6月に発表された暫定カレンダーでは全17戦となっていたが、これにより
来季は16戦となる可能性も出てきた。
- [F1]ミシュラン・タイヤ、F1復帰を模索(1999.9.9)
フランスのミシュラン・タイヤによる1984年以来のF1復活が再び持ち
上がっているようだ。
噂では2001年シーズンからの復活となっているが、そのためには今年中
にFIAの了承を取り付ける必要があるとされる。
消息筋では、ウィリアムズとベネトンにコンタクトを取っていると伝えられ
る。
- [F1]ジョン・バーナード氏、来季もプロスト・チームに残留(1999.9.9)
来季は移籍の噂が出ていたジョン・バーナード氏だが、結局プロスト・チー
ムに残留する見込みとなった。
プロスト・チームでは、アラン・ジェンキンス氏がテクニカル部門で総合的
な責任者となっており、バーナード氏はこの元でマシン設計を進めることに
なる。
- [F1]フェラーリ、バリチェロとの契約を正式発表(1999.9.4)
フェラーリは、4日(土)、かねてからの噂通りルーベンス・バリチェロと
来季の契約を結んだことを発表した。
契約期間は2年で、ミハエル・シューマッハのチームメイトとなる。
- [RallyRaid]篠塚健次郎、来季のパリダカは新型パジェロで参戦(1999.9.2)
三菱自動車の篠塚健次郎は2日(木)記者会見を行ない、来年の「第22
回パリ〜ダカール〜カイロ・ラリー」への参戦を発表した。
- [CART]メルセデス、ワークス参戦か(1999.9.2)
現時点では噂の域を出ないが、メルセデスが自身のワークスチームを率
いてCARTに参戦するのではないかという話しが関係者の間を駆けめ
ぐっている。
事実、シュナイダーがパックウェストをテストドライブする話も、実は
メルセデスの要請で行なわれるものであり、パックウェストのスポーク
スマンも「我々はメルセデスとの関係をさらに強固なものにしたいし、
彼らを助けていきたい」と微妙な発言をしている。
- [CART]ベルンド・シュナイダー、テスト参加へ(1999.9.2)
メルセデスのGTRマシンドライバーであるベルンド・シュナイダーが
今年の暮れにパック・ウェストのマシンをテストドライブすることが分
かった。
シュナイダーはレイナード99Iでロードコースだけではなく、オーバ
ルコースもテスト走行する予定になっている。しかし、シュナイダーが
パックウェストのドライバーとして来季参戦する可能性はないようだ。
- [F1]ルーベンス・バリチェロ、フェラーリ入りか(1999.9.2)
かねてから噂されていたルーベンス・バリチェロのフェラーリ入りがい
よいよ今週末のイタリアGP席上で発表されるようだ。
バリチェロはミハエル・シューマッハのチームメイトとなるが、ナンバー
2ではなく、テストの機会もマシンについてもイコール・コンディショ
ンとされるようだ。ちなみに、ジョイント・ナンバー1という表現には
なっていない。
- [F1]ミハエル・シューマッハ、イタリアGPでの復帰を断念(1999.9.2)
イタリアGPでの復帰に向けて、1日からのモンツァ合同テストに参加
したフェラーリのミハエル・シューマッハだが、まだ負傷した右足に痛
みを感じ、テストは中断された。
テスト後会見したシューマッハは、イタリアGPでの復帰がないこと、
ドイツでのヨーロッパGPも白紙の状態であると語った。
- [F1]ミハエル・シューマッハ、モンツァテストに登場(1999.9.1)
イタリアGPからの復帰を狙うフェラーリのミハエル・シューマッハが、
いよいよ今日から始まるモンツァ・サーキットでの合同テストに登場し、
その可能性を確認することになった。
今回のテストでは単にレース・ディスタンスに耐えられるかどうかだけで
なく、万一の場合に速やかに脱出できるかどうかなど安全面での課題も
チェックすることになっている。
ひとつ前に戻る
Copyright (c) Masatsune Wake (1999), wake@yk.rim.or.jp