モータースポーツニュース
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2000年1月
- [F1]ジョーダン・チーム、新車『EJ10』を発表(2000.1.31)
ジョーダン・チームは31日(月)、ロンドン市内で2000年シーズンを戦
う新型車『EJ10』をHH.フレンツェン、J.トゥルーリらドライバー
同席のもと正式に発表した。
『EJ10』の由来は、エディ・ジョーダン・オーナーのF1参戦10周年
と表したもので、これに無限ホンダの新エンジン『MF301HE』が搭載
される。
また、同時に新スポンサー『ドイツ・ポストワールド・ネット』社と契約し
たことを明らかにした。同社はドイツの郵便事業などを行なう会社で、契約
の規模は96年に成立したベンゾン&ヘッジ社に次ぐものだという。
- [F1]プロストGP、新スポンサーにヤフーか(2000.1.31)
現在、フランスのタバコ会社、ゴロワーズがメイン・スポンサーとなってい
るプロスト・チームでは、ヨーロッパでのタバコ広告規制にともないスポン
サーを変更する見込みだ。
新しいスポンサーにはアメリカのインターネット検索の大手『ヤフー』が付
くとされている。
- [F1]アーバイン、待望のパワーステアリングを手に入れる(2000.1.30)
初めてスチュワートのマシンをテストした際に、フェラーリと違ってパワー
ステアリングがないことから腕の疲れを訴えていたエディ・アーバインに対
して、チームは待望のパワーステアリング・システムを用意した。スチュワー
ト・チームでは、これまで重量増加を嫌ってパワーステアリング・システム
を装備していなかった。
- [F1]ミハエル・シューマッハ、ドバイで肉体改造(2000.1.30)
フェラーリのミハエル・シューマッハは、現在中東のドバイで筋力トレー
ニングを行なっている。
これは、専任のフィットネス・トレーナーについて、1日5時間以上続け
られるというもので、内容はウェイト・トレーニングなど徹底的に肉体を
鍛え上げるというもののようだ。
トレーニングは来月7日の新車発表の直前まで続けられ、その後は開幕戦
に向けて新車の熟成テストが予定されている。
- [F1]キャラミ・サーキット、FIAのコース査察をクリア(2000.1.29)
1993年以来のF1再開催を目指す南アフリカのキャラミ・サーキット
は、このほどFIAのチャーリー・ホワイティング氏のコース査察を受け、
これを無事クリア。晴れて『グレード1』の認定を受けた。
同コースのピエット・スワンポール/マネージング・ディレクターは、『査
察官が我々に要求したのは、一部のランオフエリアの拡大とラインのペイ
ントだけだった。あとは全てOK』と語り、再びF1開催に意欲を見せた。
- [F1]フェラーリ、フランス気象センターと契約(2000.1.28)
フェラーリ・チームでは、近くフランス気象センターと契約を結び、新た
なパートナーシップでレースをより優位に戦おうとしていることが明らか
となった。
それによれば、同気象センターからレースウィークのより詳細な気象情報
を入手し、使用タイヤの選択やレース戦術に役立てる意向だという。
現在、ジャン・トッド監督らチーム首脳が契約のために渡仏しており、
トゥルーズでの交渉が最終合意に達すれば近く正式に発表される見込みだ。
- [F1]アロウズ、新車を発表(2000.1.28)
アロウズ・チームは27日(木)、シルバーストーン・サーキットにおいて、
2000年シーズンを戦う新型車『アロウズA21・スーパーテック』を発
表した。
合わせて、ペドロ・デ・ラ・ロサのチームメイトとして、ヨス・フェルス
タッペンと契約したことを明らかにした。契約期間は2年。
- [F1]シルバーストーン・テスト、濃霧で中止(2000.1.27)
イギリスのシルバーストーン・サーキットでは、26日(水)、ジョーダン
とBARがテストを予定していたが、ひどい濃霧のためコースがクローズ
ド。翌日以降に延期された。
- [Driver]ザナルディ、当面は活動の予定なし(2000.1.27)
結局ウィリアムズ・チームから放出されることになったアレッサンドロ・
ザナルディは、今後の活動について当面は家族の元ですごし、レースを
する予定はないと語った。
ザナルディは、ウィリアムズ・チームから6億円程度の違約金を受けとっ
たと見られている。
- [F1]ジャガーF1、正式発表(2000.1.26)
ジャガー・チームは25日(火)、ロンドン市内で2000年シーズンを
戦う新型車を正式発表した。
注目のカラーリングは、白とグリーンを組み合わせたもので、後部に大
きくジャガーの勇姿が描かれている。グリーンはTVに映えないと言わ
れているが、英国独特のレーシンググリーンではなく、鮮やかな明るい
グリーンとなった。
ドライバー・ラインナップはすでに発表されているようにエディ・アー
バインとジョニー・ハーバート、それにテストドライバーのルチアーノ・
ブルティとなる。今回の発表会でCEO(最高経営責任者)として挨拶し
たジャッキー・スチュワート氏は、その後に地位を辞すことを明らかに
した。後任はフォード社の首脳、ニール・レスラー氏となる。
- [F1]BAR、新車を発表(2000.1.24)
BARホンダ・チームは24日(月)、2000年シーズンを戦う新型車
『002』をロンドンの『クィーン・エリザベスII・カンファレンス・
センター』で発表した。
カラーリングは、これまでの左右別のものから『ラッキーストライク』
カラーに一本化された。
ドライバーはジャック・ビルニューブとリカルド・ツォンタとなり、テ
ストドライバーにダレン・マニング、開発ドライバーとしてパトリック・
リマリエが抜擢されることも発表された。
- [F1]ウィリアムズ、新車を発表(2000.1.24)
BMWウィリアムズ・チームは、24日(月)、2000年シーズンを戦う新
型車、FW22をカタロニア・サーキットで発表した。
また、注目されていた2人目のドライバーには、ジェンソン・バトンが選ば
れた。
新しいメインスポンサーには、噂通り『コンパック』が付くこととなった。
- [F1]トヨタ、F1参戦に向け工場拡大に着手(2000.1.22)
TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)では、これまでTTE(トヨタ・
チーム・ヨーロッパ)が活動していた工場を、F1参戦に向けて拡大する工事
に着手した。
トヨタモータースポーツのオベ・アンダーソン代表は「これはトヨタにとっ
て歴史的な第一歩となるものだ。というのもこれによって、いよいよトヨタ
が、F1に足を踏み入れる明白な証明となるものだから」と語った。
この工事により、トヨタはF1マシン開発に不可欠の風洞実験設備などを
シャシー開発のための一連の設備建設する方向だ。
- [F1]ウィリアムズ、ついにザナルディ放出を発表(2000.1.22)
ウィリアムズ・チームは21日(金)、同チームのドライバー、アレッサンド
ロ・ザナルディが今シーズンはドライブしないことを正式に発表した。
それによれば、「ウィリアムズとザナルディの両者は、お互いのF1関係を
終結し、2000年シーズンはドライブしないことを今夜発表する。この決
定は、1999年シーズンのアレックスとウィリアムズの不振によるもので
ある。チームは1999年のアレックスのチームに対する努力に感謝し、今
後の成功を祈るものである」というのものだ。
- [F1]ミシュランタイヤ、旧型ウィリアムズでタイヤテスト(2000.1.20)
2001年シーズンからのF1復帰を発表しているミシュランタイヤでは、
その開発のためにすでにパートナーシップ契約を明らかにしているウィリア
ムズ・チームの旧型マシンでテストを行なうことになった。
それによれば、マシンは昨シーズンスーパーテックエンジンを搭載して戦っ
たFW21で、噂されていたような購入ではなく、レンタルという形のよう
だ。
日本のブリヂストンタイヤでも、参戦前に当時のティレルF1を購入して事
前テストを行なっていた。
- [F1]プロスト・チーム、新メンバーを加え体制強化(2000.1.20)
プロスト・チームでは、さらに体制を強化すべく新たな人事面での補強を行
なったことを明らかにした。
それによれば、スポーティング・ディレクターとしてジョン・ウォルトン氏
が就任。またプレスなどコミュニケーション部門の責任者にパトリシア・ス
ピネッリさん、さらにアート面でのディレクターにパブロ・レイネソ氏が就
くになる。
- [F1]ルノー、復活の可能性(2000.1.19)
昨日、新型車B200を発表したベネトン・チームのロッコ・ベネトン代表
は「ルノーは復帰を真剣に考えている」と近い時期のルノーの復帰の可能性
を示唆した。
ベネトンはルノーとパートナーを組んでいた1995年に、ミハエル・シュー
マッハを擁して世界タイトルを獲得している。
- [F1]テレフォニカ、ミナルディのタイトル・スポンサーに(2000.1.19)
ミナルディ・チームのスポンサーであるスペインの通信会社『テレフォニカ』
が、今季はチームのタイトル・スポンサーになることがあらためて明らかにさ
れた。スポンサー金額についてはまだ発表されていない。
同チームでは、難問だった今季のエンジンがフォードの昨年型スペックをフォ
ンドメタル・ブランドで搭載する見込みとなった。気になるドライバーだが、
ヘネのチームメイトについてはまだ明らかでない。
- [F1]ウィリアムズ、日本製工作機械を使用へ(2000.1.19)
18日(火)、福井市の工作機械会社松浦機械製作所は、ウィリアムズF1社
とオフィシャルサプライヤーの契約を結んだことを発表した。
同社はF1のギアボックスなどを加工する2種類の高速加工機械を計6台納
入し、その機械を使うためのノウハウも提供する。契約期間は1年間で、ウィ
リアムズ社から百万ポンド(約1億7千万円)を受け取るという。
松浦機械は1997、98年にも同様の機械を1台ずつ納入しており、今回
の契約でウィリアムズ社の英国工場の加工機械はすべて松浦機械製になると
いうことだ。
- [F1]マクラーレンに新スポンサー(2000.1.19)
ドイツテレコム『モバイルネット』社は、18日(火)、マクラーレン・チー
ムとスポンサー契約を結んだことを発表した。
同社はドイツテレコム傘下の会社で、約900万人のユーザを抱えるモバイ
ル通信会社。ミカ・ハッキネンへの広告キャンペーンから同チームへのサポー
トが実現した。今後は、両ドライバーのスーツにロゴを表示すると見られて
いる。
- [Motorsports]FIAの年間表彰式がモナコで行なわれる(2000.1.18)
16日(日)、モナコのモンテカルロ・スポーツクラブで、FIAによる年間
表彰式が約500人のゲストを招いて行なわれた。会場には本物のレーシン
グカーが飾られるなど、華やかな雰囲気の中で行なわれた。
この席で、F1チャンピオンのミカ・ハッキネンやWRCチャンピオンのト
ミ・マキネン、またコンストラクターズ・チャンピオンとしてF1ではフェ
ラーリ、WRCではトヨタらが表彰を受けた。また、特別表彰として、50
年間に渡るモータースポーツへの貢献に対し、前FIA会長のジャン・マリー
・バレストル氏も表彰されている。
これらの表彰のブレゼンターとして、マックス・モズレーFIA会長の他、
歴代のFIAチャンピオンであるジョディ・シェクター氏やジャッキー・ス
チュワート、アリ・バタネン、ネルソン・ピケ、そしてディディエ・オリオー
ル氏ら錚々たる顔ぶれが集まった。
- [F1]ミハエル・シューマッハ、2000年初テストを開始(2000.1.18)
フェラーリ・チームのミハエル・シューマッハは、17日(月)、スペインの
バルセロナ・サーキットで2000年の初テストを開始した。マシンは
1999年の改良型シャシーを使用している。
シューマッハがF1をドライブするのは去年の最終戦鈴鹿以来のことになる。
当初は新型車がデビューしてからテストをする予定だったが、それを早めた
形となった。
- [F1]ベネトン、2000年用マシンを発表(2000.1.18)
ベネトン・チームは、17日(月)、スペインのバルセロナにある国際美術館
において2000年シーズンを戦う新型車『B200』を発表した。
同時に、新スポンサーとしてオンラインネットワークの『マルコニ』、
『MCTI』と契約を結んだ。MCTIは同時にテストドライバーの光貞秀
俊のパーソナル・スポンサーとなることも発表されている。
- [WRC]2000年フォード・フォーカスWRカー、発表(2000.1.17)
フォード・レーシングは先週末、2000年シーズンを戦うことになる新型
のフォーカスWRカーを発表した。
これを走らせるフォード・マルティニでは、新たにF1ミナルディでお馴染
みのテレフォニカをスポンサーにするなどさらに体制を強化している。
また、今季のドライバー布陣もコリン・マクレー、カルロス・サインツとい
う強力なメンバーを揃えている。このフォーカスWRCはさっそく今週の開
幕戦モンテカルロラリーから参戦することになる。
- [F1]フェラーリ、新車発表を2月に延期(2000.1.17)
フェラーリ・チームでは1月25日(火)に2000年の新車発表を行なうと
していたが、同チームのジャン・トッド監督はこのほどこれを2月に延期す
ることを明らかにした。
一部準備の都合ともされているが、噂では同日にジャガー・チームが、また
前日にはBARチームがそれぞれ発表を行うことになり、それを嫌ったので
はないかともいわれている。
なお新しい期日は2月7日から10日の間とされ、まだ正式に決定していな
い。
- [CART]中野信治、ホームステッドでオーバル初体験(2000.1.16)
今季からCARTシリーズに参戦する中野信治は、今週マイアミのホームス
テッド・サーキットで初めてオーバルを体験した。
ウォーカー・レーシングのレイナード・ホンダを走らせた中野は、この
1.5マイル・オーバルを最終的に26.72秒でクリア、同時に行われた
ニューマン・ハースのマイケル・アンドレッティに見劣りしない速さをみせ
た。
中野は「オーバルはこれが初めてだったけれど、とても楽しい体験だった。
確かにCARTはF1とはまったく違うレーシングカーですごくエキサイティ
ング」と満足気に語った。
- [F1]FIA、2008年までV12エンジンを禁止(2000.1.16)
FIAはモナコで行なわれていた世界モータースポーツ評議会の結果を受け、
F1でのV12エンジンを禁止する模様だ。
それによれば、エンジン開発コストの高騰などから、2008年シーズンま
でF1エンジンの最大気筒数を10までとするというもの。
同時に、ピットレーンでの制限速度をプラクティス時には時速60キロまで、
決勝レース時には80キロまで(モナコでは60キロ)とすることを決めた。
- [F1]キャラミ・サーキット、2001年開催へ意欲(2000.1.15)
かねてからF1開催へ意欲を見せている南アフリカのキャラミ・サーキット
では、今月末にFIAの最終査察を受け、その結果によって2001年9月
の開催に向けて大きく前進しそうだ。
すでにFIAはマンデラ大統領にも接触したとされている。また大会スポン
サーには『ボダカム』社が、総額12億円の予算を用意しているとされる。
しかし、為替レートの変動もあり、まだ流動的な部分も多そうだ。
なお、キャラミでは今年も2月にBMWウィリアムズとBAR2チームがテ
ストを予定している。
- [F1]FIA、新しい安全ヘルメットを検討(2000.1.15)
FIAのマックス・モズレー会長は、14日(金)会見し、より安全性を高
めるために新しいヘルメットを検討中であることを明らかにした。
それによれば、アクシデントの際にヘルメットのバイザーが最初に破損し、
これによってドライバーの目を傷つけるケースが多いとの分析結果から、
この面の改善が図られるようだ。
同時に、あまり効力を発揮していないといわれているグラベルトラップに
ついても、よりスピードを減ずることが出来るように検討されているとの
ことだ。
- [F1]BARチーム、新たな人事異動(2000.1.15)
BARチームでは、新たな人事異動が実施され、その内容が発表された。
それによれば、インペリアル・タバコ・カナダから最高責任者として派遣
されたドゥ・ブラウン氏はチーム母体企業の責任者となり、チームのモー
タースポーツ開発ディレクターには新たにリック・ゴー氏が就任する。前
最高責任者のクレイグ・ポロック氏は副代表であると共にマネージング・
ディレクターとなり、一方のエイドリアン・レイナード氏は技術部門の責
任者となる。
- [F1]マレー・ウォーカー氏、今年もTV解説を続けることに(2000.1.14)
イギリスの名物F1−TV解説者で『F1ボイス』の異名を取るマレー・
ウォーカー氏が、今年もTV解説を続けることになった模様だ。
同氏はすでに76歳になり、世界を股に掛けての移動が身体にこたえるこ
とから昨季で引退するのではとみられていた。
- [F1]アロウズ・チームもシルバーストーンでテスト開始(2000.1.14)
アロウズ・チームがシルバーストーン・サーキットでテストを開始した。
ドライバーはマーク・ウェーバーで、マシンはまだ去年型のA20。こち
らもエレクトロニクス形のテストがメインのようだ。
ギアボックスにトラブルが出たものの、ウェーバーはトータルで13ラッ
プを走行した。
- [F1]ミナルディ、フォンドメタル・エンジン搭載へ(2000.1.14)
未だ今季のエンジンが決定していないミナルディ・チームは、提携関係に
あるフォンドメタルが開発するエンジンを搭載することとなった。
去年はフォード・エンジンを使用していたが、スーパーテックとの交渉が
決裂、また型落ちのフォード・エンジンもフォード側の「ジャガー1チー
ムのみの供給」という意向に阻まれて実現しなかった。
最終的には、フォンドメタルがコスワースからエンジン開発の権利を獲得
し、自社ブランドをつけてミナルディに供給するという形がとられるよう
だ。この決定により、今季の同チームは『テレフォニカ・ミナルディ・フォ
ンドメたる』というのが正式名称になると見られている。
- [F1]ジョーダン、2000年初テストを行なう(2000.1.13)
ジョーダン・チームの2000年シーズン初のテストが12日(水)、シル
バーストーン・サーキットで行なわれた。
ステアリングを握ったのはアンドリュー・ギルバート・スコットで、マシ
ンは1999年仕様のジョーダン199だったが、トータルで20周を走
行。新システムのエレクトロニクスがテストされたとのこと。
- [F1]トラック・ストライキ、F1テストにも影響(2000.1.13)
フランスの運輸業者が行なっているトラック・ストライキで、今週14日
からのF1ヘレス合同テストに向かうウィリアムズやマクラーレンのトラ
ンスポーターが足止めを食らっている模様。
このストライキでは、総勢2000台ものトラックが道路に置き去りにさ
れているとされ、すでにガソリン価格が上昇するなど大きな影響が出てい
るという。
- [F1]ミハエル・シューマッハの脚、スキーもOK(2000.1.13)
11日(火)、今年で10回目となるフェラーリ・チーム恒例のウィンター・
プレス・ミーティングがイタリア北部のマドンナ・スキー場で行なわれた。
会場にヘリコプターで飛来したミハエル・シューマッハは、すぐさま華麗
なスキー捌きを見せ、去年のクラッシュによる怪我がすでに遠い過去のも
のであることをアピールした。
初めてのスキー体験となるバリチェロの方は、「F1より難しい」とため
息をついたが、スノーモビルの方では大いに楽しんでいたようだ。
- [LeMans]マリオ・アンドレッティ氏、今年もルマン参戦へ(2000.1.12)
F1、そしてCARTでは3回のシリーズ・チャンピオンに輝くマリオ・
アンドレッティ氏が3年ぶりにレースに復帰、今年のルマン24時間レー
スに参戦する見込みだ。マシンは未定。
アンドレッティ氏は、「ルマンは良く知っている所だから、レースをする
のに問題はないと思っている。グラハム・ヒルがF1、インディ、そして
ルマンをも制した唯一のドライバーであることは知っているから、僕もそ
れに続くつもりだよ」と語った。
アンドレッティ氏は今年60歳。1995年にはルマンで2位に入賞を果
たしている。
- [F1]ベネトン・チーム、インターネットで新車発表(2000.1.12)
17日(月)、スペイン・バルセロナのナショナル・アート美術館で行なわ
れる予定の新車発表を、インターネットWeb上でもライブで公開するこ
とを明らかにした。
時刻は1月17日13時(日本時間21時)から。URLはhttp://www.benettonf1.comで。
- [F1]アロウズ・チーム、CIで新ロゴを発表(2000.1.12)
アロウズ・チームのトム・ウォーキンショー代表は、来週行なわれるバー
ミンガムのオートスポーツ国際ショーで、CI(コーポレーテッド・アイデ
ンティティ)による新ロゴを発表することを明らかにした。
なお、スーパーテック・エンジンが搭載される同チームの新型マシン「A21」
は、1月末に走り出す予定。
- [F1]BMWウィリアムズ、発表(2000.1.11)
10日(月)、予定通りミュンヘン市内で、2000年シーズンからF1に
復帰するBMWのニューマシンが発表された。今シーズンから名称は『BMW
ウィリアムズ』になる。
しかし、新型シャシーではなく、今回は新カラーリングの発表に留まった
模様。また、同チームは新スポンサーとして情報大手の『ロイター』社と
3年間の契約を結んだことを明らかにした。
注目のザナルディは現れず、同席したのはラルフ・シューマッハのみ。噂
ではブルーノ・ヤンクェイラ、ジェイソン・バトンらの若手が起用される
可能性も伝えられる。
- [LeMans]トム・クリステンセン、アウディで参戦へ(2000.1.9)
元全日本F3チャンピオンでもあり、日本でも馴染み深いトム・クリステ
ンセン(デンマーク)は、今季BTCCへの参戦が明らかになっているが、
今年のルマン24時間レースにアウディから参戦することが決まった。
実際の出場はヨーストからとなる予定。また、ルマンの前哨戦として3月
のセブリング12時間レースへの参戦も予定されているようだ。
- [IndyLights]CART、インディ・ライツの賞金を大幅増加へ(2000.1.9)
CARTのオーガナイザーは、今シーズンのインディ・ライツ選手権の賞金
を大幅に増加する意向を明らかにした。
それによれば、各レース毎の賞金総額をそれぞれ1万ドルから7万4千ドル
増額し、これにより優勝賞金もこれまでの2万ドルから2万5千ドル(約260
万円)となる。
CARTのアンドリュー・クレイグ会長は「われわれはインディ・ライツを
CARTへの重要なステップ・シリーズと認識しており、今回の措置はそれ
を一層押し進めるものだ」と説明した。
- [F3]イギリスから日本のトムス・チームに続々名乗り(2000.1.9)
2年連続でマカオGPを制し、今や世界最強のF3チームの一つとなりつつ
あるトムスに、イギリスF3コンテンダーからも続々と名乗りが上がってい
る。
クリスチャン・コルビー(デンマーク)は英誌へのインタビューの中で「いま、
考えているのはインディ・ライツか日本のF3だ。トムスに入れたらいいね」
と語っている。
また元F1世界チャンピオンであるジョディ・シェクター氏の子息、トビー・
シェクター(南アフリカ)も「トップ・チームと契約できないのならイギリス
F3は走らない。日本のトムスで走りたい」と語っている。
- [F1]ブリヂストン、ウィリアムズに対して否定的見解(2000.1.9)
現在F1全チームにタイヤを供給しているブリヂストンだが、2001年か
ら参戦するミシュランへのスイッチがすでに確実視されているウィリアムズ
・チームに対し、否定的な見解を明らかにした。
それによれば、ライバルとなるミシュランに対してタイヤの重要なデータが
流出するのを警戒するため、今季ウィリアムズへの開発テストを行なわせな
いというもの。
再び始まるタイヤ戦争を控え、すでに熱い火花が散り始めているようだ。
- [CART]エルフ、CARTシリーズの公式燃料に(2000.1.7)
CARTでは、フランスの石油メーカー「エルフ」社と公式燃料供給につい
て契約したことを明らかにした。契約は2000年からの3年間となる。な
お、インディ・ライツ選手権については、すでに1998年から同社が燃料
を供給している。
アンドリュー・クレイグ代表は「エルフ社のレース燃料は間違いなくワール
ド・クラスのブランドであり、様々な分野のモータースポーツで成功を収め
ている」と評価した。
- [F-Nippon]高木虎之介、今季フォーミュラ・ニッポンに復帰が決定(2000.1.6)
6日(水)、1998年から2年間に渡ってF1フル参戦を果たした高木虎之
介が、今季は国内のフォーミュラ・ニッポン選手権に復帰することが明らか
となった。
高木は「日本に戻り、もう一度フォーミュラ・ニッポンに挑戦して勝てるレー
スをしたい」とF1参戦を断念。再び日本に戻ってF1再挑戦の機会を待つ
こととなった。
- [F1]ジャガーF1、ファーストランはエンジントラブル(2000.1.6)
新生ジャガー・チームは、その初テストを5日(水)、シルバーストン・サー
キットで非公開で行なわれたが、エンジントラブルに見舞われた模様だ。
今回のテストはオフィシャル・テストドライバーのルチアーノ・ブルティが
務めたが、新型車『R1』はフロント回りが特に低く鋭くなっているという。
- [F1]ジャガーF1、本日ファーストラン(2000.1.5)
年が変わり、いよいよ正式にスタートするジャガー・チームでは、フェラー
リに続いて新年初のテストを本日5日(水)シルバーストン・サーキットで行
なうことになっている。
ステアリングを握るのは、スチュワート・チームから引き続きテストドライ
バー契約を結んだルチアーノ・ブルティで、とりあえず各システムのチェッ
クが目的とされる。
- [F1]フェラーリ、早くも2000年テストを開始(2000.1.4)
フェラーリ・チームでは、早くも3日(月)からテストを開始した。
場所は自社サーキットのフィオラノで、ステアリングを握ったのは今年も
テストドライバー契約を更新したルカ・バドエル。テスト内容は明らかで
ないが、2000年仕様のシャシーをテストしているものと思われる。
- [F1]2002年シーズンからエンジンは2チーム供給か(2000.1.2)
まだ噂の域を出ないが、FIAでは2002年シーズンからF1エンジン・
メーカーに対し、2チーム以上へのエンジン供給を義務づける方向で検討
を始めているようだ。
仮にこれが実現した場合、現状ですぐに対応できるのは、すでにザウバー
に型落ちのエンジンを供給しているフェラーリだけということになり、他
メーカーからの反発もありそうだ。
- [F1]BMW、コンパックとスポンサー交渉を進める(2000.1.2)
今季からウィリアムズ・チームとパートナーを組むBMWは、単なるエン
ジン・サプライヤーとしてでなくチーム全体をサポートする深い関わりに
なると見られているが、その資金面を援助するべく、コンピュータ・メー
カーのコンパック社とスポンサー交渉を行なっていることが分かった。
BMWモータースポーツのゲルハルト・ベルガー氏は「コンパックと話を
進めているのは事実。ぜひ同意に至らせたいと願っている」と語っている。
- [F1]スターリング・モス氏、ナイトの称号授与へ(2000.1.1)
1950年代に活躍したGPドライバー、スターリング・モス氏に『サー』
ナイトの称号が授与されることとなった。
モス氏は1951年から1961年にかけてF1に参戦。メルセデスや
マセラティ、クーパー、ロータスなどで通算16回の優勝、同じく16
回のポールポジションを獲得するなど活躍したが、タイトルには縁がな
く『無冠の帝王』と呼ばれていた。
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