1998 F1 World Champion Ship
Round11 German Grand Prix
1st Free Practice Session Report
- マクラーレン、最前列をゲット
ミカ・ハッキネンとデビッド・クルサードが乗る2台のマクラーレン・メルセ
デスは、午後に行なわれた2回目のセッションでもタイムシートの先頭に陣取っ
た。
特に、ハッキネンは唯一44秒台を突破し、コンマ2秒差でトップタイムを
マークすることとなった。
- ヒル、3番手
ジョーダンのデイモン・ヒルは、10番手に沈んだチームメイトのラルフ・
シューマッハとは対象的に、午後のセッションでも3番手のタイムを叩き出し、
快調さをアピールした。
2人のドライバーとも、このセッションで僅かにコースオフするシーンが見ら
れたが、マシンにダメージはなかった。
- アレジ、依然好調
ザウバーのジャン・アレジは3度もシケインでコースアウトしたが、それでも
タイミングシートの4番手に名前が刻まれているのを見て満足げだった。
一方、ジョニー・ハーバートはなおもオーバーステアと格闘している。特に、
最後の2つのコーナーが酷く、ピット前までスピンするシーンを見せていた。
- ミハエル・シューマッハ、いまだ使用マシン決定せず
フェラーリのミハエル・シューマッハは、このセッションでロングホイール
ベース仕様のシャシーのセットアップに行き詰まり、従来型マシンに乗るエ
ディ・アーバインの前の5番手のタイムに留まった。明日も同じマシンを使
用するかはまだ決定されていない。
- ウィリアムズ、次第に調子を上げる
ウィリアムズのジャック・ビルニューブとハインツ・ハラルド・フレンツェン
はこのセッションになってタイムを上げ、7番手と8番手のタイムをマーク。
今朝の不調の原因は、リアウィングの取り付けボルトが緩んでいたことが判明。
このセッションでは大きなサイズのボルトでがっちりと締め付けられた。
- その他
ティレルのリカルド・ロセットは、セッション序盤にコースアウトしエンジン
ストール。高木虎之介は数回スピンするものの、最後まで走行することができ
た。
ベネトンのジャンカルロ・フィジケラは、レース仕様のセットアップを続け
13番手。アレキサンダー・ブルツはニュータイヤを使用するものの、12
番手となった。
Copyright (c) Masatsune Wake (1998), wake@yk.rim.or.jp