1998 F1 World Champion Ship
Round13 Belgian Grand Prix
Qualifying Session Report
- マクラーレン、またもやフロントロー独占
マクラーレン・メルセデスのミカ・ハッキネンは、今シーズン9度目の
ポールポジションを獲得。チームメイトのデビッド・クルサードも2番
手につけ、チームとしても今シーズン9度目のフロントロー独占となっ
た。
ハッキネンは、タイムアタックのうちの1回は十分な速さがなかったた
め途中でアタックを断念したようだ。マシンのセットアップも順調に進
んでいたが、コースコンディションも良くなり続けたことも影響したよ
うだ。
クルサードもパフォーマンスには満足しているようだ。最後のアタック
では途中までハッキネンを上回っていたものの、バス・ストップ・シケ
インでミスをしてしまい、2番手となってしまった。
- ヒル、ジョーダンの予選最高位をゲット
ジョーダン無限ホンダのデーモン・ヒルは3位で予選を通過し、ジョー
ダン移籍以来最高の予選順位を獲得した。なお、予選ではEプラス・ス
ペックの無限ホンダエンジンを使用していた。
チームメイトのラルフ・シューマッハは8番手に終った。高速コーナー
でヒルよりもタイムが下回っていたが、原因は分かっていない。
- ビルニューブ、6番手
ウィリアムズ・メカクロームのジャック・ビルニューブは6番手。セッ
ション中にセットアップを進めていたが、ベストラップになると思われ
ていた周回ではレ・コームの先の下り坂の右コーナーで膨らんでしまい、
タイムをロスした。
ハインツ・ハラルド・フレンツェンは9番手。しかし、アタック中にティ
レルの高木虎之介に邪魔されたと怒っていた。
- その他
ミナルディの中野信治はセッション中盤でエンジントラブルが発生して
しまい、Tカーでのアタックとなってしまった。
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