1998 F1 World Champion Ship
Round6 Monaco Grand Prix
2nd Free Practice Session Report
- シューマッハ、トラブルに見舞われる
フェラーリのミハエル・シューマッハは最初の1周でドライブシャフトに問題
が発生し、全く走行することができなかった。エディ・アーバインの方は2種
類のタイヤを試しながら5番手のタイムをマークした。
- フィジケラ、トップタイム
ベネトンのジャンカルロ・フィジケラは最後まで一度も車とバリアを接触させ
ないまま後続を1秒引き離してのトップタイムをマークした。チームメイトの
アレキサンダー・ブルツの方も、アンダーステアに苦しみながらも6番手と健
闘している。
- クルサード、2番手
マクラーレンメルセデスのデビッド・クルサードは、プールセクションでスピ
ンを喫っし、リアウィングを破損するものの、2番手のタイムをマークした。
ミカ・ハッキネンも、同じコーナーの進入でバリアに突っ込んでしまい、修理
のためにピットインせざるを得なくなった。その後のアタックラップでもバリ
アに突進してしまい、サスペンションを破損。7番手に終った。
- サロ、意外な3番手
アロウズのミカ・サロはアンダーステアに悩みながらもこのセッションで3番
手のタイムをマーク。周囲を驚かせることになった。ペドロ・ディニスの方は
クリアラップがうまく取れず17番手に沈んだ。
- フレンツェン、チームメイトを凌ぐ
去年のポールシッター、ハインツ・ハラルド・フレンツェンは、気迫の入った
アタックラップを敢行し、4番手のタイムをマークした。一方のジャック・ビ
ルニューブは、1コーナーでスピンしバリアに接触。リアエンドを損傷し、10
番手に留まった。
- その他
このセッションはザウバーにとっては不満の残るものとなった。ジャン・アレジ
はプールシケインへの進入でスピンを喫っし、リアエンドを損傷してしまった。
ジョニー・ハーバートの方も2回目のセッション開始早々にサンデボーテでブ
レーキペダルが抜けてしまい、スピンしてバリアに突っ込んでしまった。アレ
ジの方はなんとか修理を終えてアタックを続け、11番手に浮上した。
プロストのオリビエ・パニスは、カジノスクエアの出口でエンジンが派手にブ
ロー。早々にセッションを終えた。
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