1999 F1 World Champion Ship
Round13 Italian Grand Prix
1st Free Practice Session Report
- ラルフ・シューマッハ、トップ
イタリアGPのフリー走行1日目でトップに立ったのはウィリアムズ・
スーパーテックのラルフ・シューマッハだった。ラルフはクイックラッ
プを取って予選用セットアップに取り組んでいた。
チームメイトのアレックス・ザナルディは3番手。マシンの状態はさほ
ど悪くないようだが、先週のテストの時ほど万全ではないようだ。
- トゥルーリ、2番手
プロスト・プジョーのヤルノ・トゥルーリは、この日2番手のタイムを
マーク。依然としてリアのトラクション不足を訴えているが、全体的に
は車はまとまってきているようだ。
オリビエ・パニスは6番手のタイムをマーク。セッション中にシケイン
をショートカットしてしまい、4番手になるはずだったタイムを抹消さ
れてしまったが、好調さをアピールした。
- アレジ、4番手
ザウバー・ペトロナスのジャン・アレジだが、セッション開始直前にス
タッフが電気プラグの緩みを見つけてスタートが遅れてしまった。結局
エンジントラブルで脱落してしまい、4番手となった。
一方のペドロ・ディニスの方は、午後のセッションではタイヤが消耗す
るにつれてオーバーステアの症状が現れたものの、マシンバランスは改
善していると言う。ディニスはこのセッション9番手となった。
- ビルニューブ、7番手
BAR・スーパーテックのジャック・ビルニューブは、午前中はクラッ
チトラブルに泣いたが、午後のセッションでは順調に走行を重ね、7番
手のタイムをマークした。
チームメイトのリカルド・ツォンタは19番手と大きく出遅れた。彼の
マシンにはブレーキトラブルが発生し、シャシーもアンダーステアとオー
バーステアが交互に繰り返される現象が出てしまった。
- その他
ジョーダン・無限ホンダのハインツ・ハラルド・フレンツェンは、第1
シケイン出口でアクセルオンのタイミングが早過ぎてスピン。スピン中
にイグニッション・スイッチが切れてしまい、途中でセッションを終え
た。デイモン・ヒルはシケイン入口でのアンダーステアを解消できず10
番手。
フェラーリのエディ・アーバインとミカ・サロは、午後のセッションで
はレース用のセットアップに専念したものの、16番手と17番手。両
者ともマシンがナーバスでドライブしにくいと訴えている。
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