1999 F1 World Champion Ship
Round13 Italian Grand Prix
2nd Free Practice Session Report
- フレンツェン、トップタイム
ジョーダン・無限ホンダのハインツ・ハラルド・フレンツェンは、2回
目のフリー走行で見事トップタイムをマークした。彼は後続のマシンに
コンマ3秒の差をつけ、公式予選でもポールポジションを獲得しそうな
勢いを見せた。
一方のデイモン・ヒルは、フレンツェンにコンマ8秒遅れの8番手。ヒ
ルのマシンはフレンツェンのマシンほどハンドリングが決まっていない
ようだ。また、セッション終盤にフレッシュタイヤで走行中にフレンツェ
ンのマシンのテールに接触してしまい、フロント・ウィングにダメージ
を負ってしまった。
- クルサード、2番手
マクラーレン・メルセデスのデビッド・クルサードは、フレッシュタイ
ヤを使ってのアタックを行なったが、トップから約コンマ3秒遅れの2
番手となった。
チームメイトのミカ・ハッキネンの方は、フレッシュタイヤでのアタッ
クはなかったものの、トップからは約コンマ3秒遅れの3番手となった。
- ザナルディ、4番手
ウィリアムズ・スーパーテックのアレッサンドロ・ザナルディは、この
セッションで4番手のタイムをマーク。チームメイトを凌ぎ、久々に上
位に顔を出した。
ラルフ・シューマッハは、セッション終盤にかけて車が仕上がってきた
ようで、7番手のタイムをマークした。
- トゥルーリ、5番手
プロスト・プジョーのヤルノ・トゥルーリは、車の微調整を行ない5番
手のタイムをマーク。昨日からの好調さを維持した。
一方のオリビエ・パニスは、レズモでスピン・アウトしてグラベルにス
タックしてしまい、11番手のタイムしかマークできなかった。
- その他
スチュワート・フォードのルーベンス・バリチェロは6番手のタイムを
マーク。チームが1時間ほどでエンジン交換を行なったことがタイムアッ
プにつながったようだ。ジョニー・ハーバートの方は9番手。シケイン
通過時のマシンの挙動に問題があるようだが、予選までには解決できそ
うだ。
フェラーリの両ドライバーは、マシンセットアップで苦戦。ミカ・サロ
はダウンフォースを増すセッティングにトライしたが10番手止まり。
エディ・アーバインは重量配分を変えてみたが12番手のタイムしかマー
クできなかった。
ベネトン・プレイライフの2台は満足な走り込みができなかった。アレ
キサンダー・ブルツはエンジンをストールさせてしまい、ジャンカルロ・
フィジケラはラジエターからの水洩れのためコースインが大幅に遅れて
しまった。
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