1999 F1 World Champion Ship
Round13 Italian Grand Prix
Qualifying Session Report
- ハッキネン、今季11回目のポール
ミカ・ハッキネンは、今季11回目のポールポジションをゲットした。
ハッキネンのマシンは走るたびにマシン調整を行ない、タイムを削り
取っていくことに成功した。
デビッド・クルサードの方は、3番手の結果にがっかり。彼は、1回
のアタックはトラフィックに阻まれ、もう1回はイエロー・フラッグ
に引っかかってしまった。
- フレンツェン、2番手
ジョーダン・無限ホンダのハインツ・ハラルド・フレンツェンは、2
台のマクラーレンの間に割って入る2番手の結果に満足。アタック中
に自身のブレーキングのミスやイエロー・フラッグがあったものの、
満足のいく予選だったようだ。
一方のデイモン・ヒルは、トラフィックに阻まれたり、シケインでの
ミスで2回のアタックラップを無駄にしてしまい、チームメイトから
大きく水を開けられる9番手となった。
- ウィリアムズ勢、4番手、5番手
チームメイト同士の激しい4番手争いは、最後のアタックでアレッサ
ンドロ・ザナルディが勝利。4番手グリッドを獲得した。ザナルディ
はセッション中もマシンセットアップの改良を行なっていた。
ラルフ・シューマッハは、セッション中にエンジンの圧力低下を示す
警告灯が点灯したため、マシンを止めるように指示された。このため
5番手のタイムをマークするに留まった。
- サロ、6番手
フェラーリのミカ・サロは、依然として酷いアンダーステアに苦しみ
ながらも6番手で予選を終えた。サロはアタック中の第2シケインで
渋滞にあってしまったようで、これがなければもっと上位のグリッド
を狙えたと考えているようだ。
エディ・アーバインの方は8番手止まり。先週のテストでは良い結果
が残せていただけに、この不振が信じられない様子。フリー走行から
比べるとマシンの状態は良くなっているものの、他に比べるとまだま
だのようだ。
- その他
ベネトン・プレイライフのジャンカルロ・フィジケラは、予選で新し
いエンジンを使ったが、セットアップが決まっておらずマシンの挙動
が安定しない状態で17番手止まり。アレキサンダー・ブルツは、終
始グリップ不足に悩まされ14番手。
プロスト・プジョーのヤルノ・トゥルーリは、第1シケインで縁石に
乗り上げ、コントロールを失ってバリアに突っ込んでしまった。その
後Tカーに乗り換えたもののスピンオフしてしまい12番手に沈んだ。
オリビエ・パニスはトラブルフリーでアタックを行ない10番手。
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