1999 F1 World Champion Ship
Round16 Japan Grand Prix
Qualifying Session Report
- ミハエル・シューマッハ、最終戦でポールポジション獲得
フェラーリのミハエル・シューマッハは、自身通算23回目となるポー
ルポジションを獲得した。ミカ・ハッキネンとのポールポジション争い
は熾烈を極めたが、最後はシューマッハが制した。これでワールドチャ
ンピオンシップのタイトルがかかった明日の決勝ではキーマンとなるこ
とは間違いない。
一方、エディ・アーバインは4番手。最後の最後でフレンツェンに出し
抜かれてしまった。セッション中にレースカーでクラッシュしてしまい、
最後のアタックはTカーで行なった。明日の決勝では厳しい戦いを強い
られそうだ。
- ハッキネン、2番手
マクラーレン・メルセデスのミカ・ハッキネンは2番手。最後のアタッ
クに入る前にシケインでアレジと絡んでしまい、スピンしてしまったこ
とが大きく響いてしまった。
チームメイトのデビッド・クルサードは3番手。この週末は鈴鹿のコー
スを攻めあぐねていた部分もあったが、この結果には満足気だった。
- フレンツェン、4番手
ジョーダン・無限ホンダのハインツ・ハラルド・フレンツェンは最後の
アタックでアーバインを蹴落し4番手グリッドを確保した。彼は明日の
レースでも表彰台を狙い、チャンピオンシップポイントでクルサードを
越えることを目指している。
一方、デイモン・ヒルの方は予選セッションでは車の状態が良くないよ
うで12番手と期待外れの結果に終った。彼のマシンはシケインでのブ
レーキングが良くないようだ。
- パニス、6番手
プロスト・プジョーのオリビエ・パニスは6番手。アタック中にミスを
連発したものの、予選用エンジンに助けられ6番手のタイムをマークし
た。
チームメイトのヤルノ・トゥルーリもパニスに継ぐ7番手。こちらも予
選用エンジンによるところが大きいようだ。
- その他
スチュワート・フォードのジョニー・ハーバートは、フリー走行で3番
手だったこともあり期待されていたが8番手に終ってしまった。チーム
メイトのルーベンス・バリチェロは、レースカーに水漏れが発見され、
修復の間はTカーを使ってのアタックとなった。これが影響し13番手
に終った。
ウィリアムズ・スーパーテックのラルフ・シューマッハは9番手。しか
し、最後のアタックでコースアウトしてしまい、Tカーを使わざるを得
なかった。チームメイトのアレッサンドロ・ザナルディは16番手と後
方に沈んだ。
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