1999 F1 World Champion Ship
Round4 Monaco Grand Prix
1st Free Practice Session Report
- ミハエル・シューマッハ、トップタイム
フェラーリのミハエル・シューマッハは、今日一日同じタイヤを使い続け
たものの、徐々に改善された路面とメカニカルグリップが向上したマシン
のおかげでトップタイムをマークした。エディ・アーバインの方は、4番
手のタイムをマーク。こちらの方は午後のセッションではタイヤ2セット
使用している。
- ハッキネン、2番手
マクラーレン・メルセデスのミカ・ハッキネンは、午前中のセッションで
は思わぬ遅れととったものの、午後のセッションは2番手のタイムをマー
クした。デビッド・クルサードも6番手のタイムをマーク。まずまずのポ
ジションをキープした。
- パニス、3番手
1996年のモナコグランプリのウィナー、プロスト・プジョーのオリビ
エ・パニスは午後のセッションで3番手のタイムをマークし、一気にジャ
ンプアップ。マシンには依然としてアンダーステアが出ているものの、プ
ジョーエンジンのパフォーマンスには満足しているようだ。
チームメイトのヤルノ・トゥルーリもパニスとならんで上位にジャンプアッ
プする勢いだったが、サンデボテのバリアに突っ込んでしまい、サスペン
ションとボディワークを痛めてしまった。結局、12番手まで順位を下げ
てしまった。
- その他
ウィリアムズ・スーパーテックのラルフ・シューマッハは、午前中のエン
ジントラブルの原因がオイル洩れだったことが判明し、修理したものの午
後のセッションでは20分間だけの走行に留まった。チームメイトのア
レックス・ザナルディは13番手まで順位を落してしまった。
ジョーダン無限ホンダのデイモン・ヒルは初日を11番手で終えたものの、
車のパフォーマンスには満足しており、予選仕様でのジャンプアップに自
信を覗かせていた。一方のハインツ・ハラルド・フレンツェンは、セッ
ション開始早々にラスカスでスピンをしてしまい、バリアにはまり込んで
しまった。このため再びマーシャルの助けを借りることになってしまい、
このセッションも全く走行することができなかった。
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