1999 F1 World Champion Ship
Round4 Monaco Grand Prix
Qualifying Session Report
- ハッキネン、ポールポジション
ミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハとの間で繰り広げられたスリ
リングなポールポジション争いは、予選終了間際のイエローフラッグによ
り終った。この瞬間、ミカ・ハッキネンが自身14回目、今季開幕戦以来
4戦連続となるポールポジションを獲得した。
デビッド・クルサードも予選終了間際のアタックでそれまでの6番手から
3番手に浮上。明日の決勝に向けて明るい兆しが見え始めた。
- ミハエル・シューマッハ、2番手
フェラーリのミハエル・シューマッハは、ハッキネンとの激しいポールポ
ジション争いを繰り広げたものの、2番手に甘んじることとなった。ミハ
エルは予選セッションで4回のアタックを敢行したものの、3回目のアタッ
クはパニスに邪魔をされてタイムをロスし、最後のアタックではヒルのア
クシデントによるイエローフラッグで中断せざるを得なかった。
一方、エディ・アーバインは4番手、2列目グリッドを確保。最前列とは
いかないまでも、この結果に満足していた。
- バリチェロ、5番手
スチュワート・フォードのルーベンス・バリチェロは、2強に続く5番グ
リッドを獲得することに成功した。チームメイトのジョニー・ハーバート
は13番手と大きく出遅れた。
- フレンツェン、6番手にも不満
ジョーダン無限ホンダのハインツ・ハラルド・フレンツェンは、最終ア
タックでのミスが響いて6番手のタイムをマークするに留まった。このミ
スさえなければバリチェロを上回ることができたとこぼす。
デーモン・ヒルの方は、ギアボックストラブルが発生し、最終ラップの後
でコース上にストップしてしまった。結局、17番手に沈むこととなった。
- その他
BARはビルニューブが8番手、サロが12番手と好位置につけた。
ミナルディ・フォードのマルク・ヘネはトラブル続出。まずトンネル出口
でリア・ウィングが脱落しマシンにダメージを与えてしまった。さらにス
ペアカーに乗り換えたものの、タバコ・コーナーでホイールが外れてしまっ
た。
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