1999 F1 World Champion Ship
Round7 France Grand Prix
1st Free Practice Session Report
- フェラーリ勢、トップタイムをマーク
フェラーリのミハエル・シューマッハは、午後のセッションで初めてコー
ス上に姿を見せたが、僅か9周のアタックでトップタイムをマークして見
せた。シューマッハは1回目のアタックではブレーキバランスに問題があ
り、フロントタイヤをロックさせてしまった。そのままグラベルにはまっ
てしまったが、マシンへのダメージはなかった。その後、長い時間をかけ
てピットでマシンを調整し、トップタイムをマークすることとなった。
エディ・アーバインはチームメイトから約コンマ3秒遅れの2番手。アー
バインはセッション中に新旧のリア・ボディワークの比較テストを行なっ
たが、有益なデータが得られるものではなかったようだ。
- マクラーレン、3番手、4番手
マクラーレン・メルセデスのミカ・ハッキネンとデビッド・クルサードは、
午前中のセッションでマークしたタイムを更新することができなかった。
難しいトラック・コンディションに合わせて車のセットアップを調整した
が、3番手、4番手を守るのが精いっぱいの様子。クルサードはセッショ
ン中にシケインでスピンをしたものの、コースを外れることなく、そのま
ま走行を続けていた。
- その他
ウィリアムズ・スーパーテックのラルフ・シューマッハが、午前中のセッ
ションのタイムを上回った数少ないドライバーの一人となった。しかし、
ギアボックス・センサーの故障によりセッション終了間際になってコース
上にマシンを止めることとなった。
BARのリカルド・ツォンタは、セッション開始早々にスピンし、グラベ
ル・ベッドに捕まってしまい、そこでフリー走行を終えた。ジャック・ビ
ルニューブは、2度もスピンをしてしまった。2度目のスピンはセッショ
ン終了間際だったが、この時はグラベルに捕まってしまった。
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