1999 F1 World Champion Ship
Round8 British Grand Prix
2nd Free Practice Session Report
- マクラーレン勢、依然好調
イギリス・グランプリ2日目のフリー走行では、マクラーレン・メルセ
デスの2台がフロント・ロウを占めた。
ミカ・ハッキネンは一人だけ1分24秒台のタイムをマークし、チーム
メイトをも大きく引き離したトップ・タイムとなった。
チームメイトのデビッド・クルサードもハッキネンからコンマ7秒遅れ
ながら2番手のタイムをマーク。好調さを見せつける結果となった。
- ミハエル・シューマッハ、3番手
フェラーリのミハエル・シューマッハはこのセッションで3番手のタイ
ムをマークしたものの、トップからコンマ8秒ほど離されてしまった。
彼のマシンは、路面が冷えている状況でのセットアップ調整が難しいよ
うだ。
エディ・アーバインは6番手どまり。こちらはセッション中にスピンア
ウトしてグラベルにスタックしてしまったため、早々にセッションを終
えることになってしまった。
- フレンツェン、4番手
ジョーダン無限ホンダのハインツ・ハラルド・フレンツェンは、セッショ
ン序盤にフレッシュタイヤを使って4番手のタイムをマーク。デイモン・
ヒルも5番手のタイムをマークしており、ジョーダン勢は揃ってパフォー
マンスが向上していることをアピールしている。
マシンはトラブルフリーで、2台のマシンには無限ホンダの最新型であ
るDスペックエンジンが搭載されているようだ。
- その他
スチュワート・フォードのルーベンス・バリチェロとジョニー・ハーバー
トはそれぞれ7番手、9番手に上がってきた。ハーバートは機能の出遅
れを克服してきたようだ。
プロスト・プジョーのウィッシュボーンは、B3テクノロジー社によっ
て昨夜のうちに応急処置が施されたが、かえってグリップがダウンしド
ライバーの不評を買っていた。
ベネトン・プレイライフの2台はグリップ不足とかなり酷いアンダー・
ステアに悩まされている。アレキサンダー・ブルツはコースをショート
カットしてしまったが、マシンにはダメージはなかった。
ミナルディ・フォードは、このセッションでコスワースのニュースペッ
クエンジンを使用したが、2台揃ってタイムシートの最後列に位置する
ことになってしまった。
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